カセットデッキ TC-K88 修理とメンテナンス➃ ― 2019/03/03 02:55:13
ロジックIC/オペアンプ交換
オペアンプとロジックICの交換。ICはトランジスタなどからすれば故障率は低いものの今後部品調達が
難しくなるだろうと推定すると入手が楽なうちにストックしておくのが
良いだろう。
ICとコンデンサだけのパーツ代合計は1000円もいかない。
オペアンプは汎用の4557、4558、4559が使われている。
キャプスタン用にはRC4558P MALAYSIAが二つも使われている、
図面上ではNJM4558。
高音質と言われているRC4558Pを敢えて音声信号回路でないところに
使っているのは何らかの設計者の思いなのか?気になるところ。
テイクアップとサプライモーター系はNJM4558DFAのローノイズタイプ?
が、K882台ともこの構成なので意図的に使い分けているのだろう。
足が結構黒ずんでいるが40年という歳月からすると割と奇麗な感じがする。
折れ曲がった大型フィルムコンデンサに隠れた4558以外はソケットを
嵌めてから装着した。
ロジックICはサーボ基板とコントロール基板Aのみで
4019
4081
4024
4069
4011
コンパレータの339C
こちらもソケットを嵌めて装着。
コントロール基板Bはリニアスケーティング回路なので、
又現故障とは関係ないと思われるメーターユニット内も今回はスルー。
オペアンプは外してしまうとテスターだけでは良否判定が正確にできない、
しかし値段が安いので修理ついでに交換しておけば故障原因究明時に
役に立つのでお勧めである。
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