カセットデッキ TC-K88 修理とメンテナンス➅2019/03/07 03:20:15

カセットデッキ TC-K88 調整及び故障修理中の試運転

調整及び故障修理中のカセットデッキTC-K88の試運転

トランジスタの一部ととFETは残してしまったが修理途中で試運転をしてみる。
カセットデッキは音が出る出ない以前に動かなければ始まらない。

動いた。
再生、早送り、巻き戻しは問題なさそうだ。
しかし、不具合は出たり出なかったり気まぐれなので暫くは様子を見る。

電源投入時に起きるTAPE REMAINING(テープ残量計)ランプ点灯は
相変わらず、RECやPAUSEランプが点いたりするのもそのまま。

修理の成果かボタン類が全く反応しない現象は改善されたようだ。

そもそもの故障内容は

➀ 走行系ボタンが全く反応しない時がある。
➁ 再生、早送りは可だが巻き戻しはできない。
➂ 電源投入時一部ボタンが勝手に反応する。
➃ 電源投入時テープリメイニングが点灯し、オート、マニュアルボタン
  押しても解除できない。
➄ 再生が少し動いてすぐに止まる時がある。
➅ テープカウンター表示が時々文字化けする。

殆どがカセットデッキ特有の走行系トラブルだ。
しかし、いずれの場合もリニアスケーティングのオープン、クローズは
問題なし。
キャプスタンも正常回転。

➂➃以外はパーツ交換後改善があったようだ。
➅については様子を見ないとわからない。

次は基盤や他のパーツのチェックに半田修正を念入りに行ってみよう。
カセットデッキの修理はオーディオアンプ部とコントロールサーボ系があり
厄介だが、多少なりとも状態改善があると修理のやりがいを感じるものだ。