無縁坂2019/04/22 04:17:41

台東区 無縁坂

忍ぶ不忍無縁坂

そこは意外なところにあった。
同じアルバムに鎌倉の縁切寺を謳った曲があり、その坂もてっきり
鎌倉にあるものだと長い間思い込んでいた。

「母がまだ若い頃 僕の手をひいて
この坂を登る度 いつもため息をついた
ため息をつけば それで済む
後(うしろ)だけは見ちゃだめと
笑ってた白い手は とてもやわらかだった」

グレープ「無縁坂」
作詞作曲 さだまさし

後ろにはどんな景色があったのだろう?
この曲を聴く度に想像を巡らし、いつか見に行こうと思っていた。

ため息をつくほど急なのかと想像していたがそうでもなかった。
坂下の右手のマンションは当時は無かったはずである。
ならば不忍池が見えたのだろうか?

時間が止まったような静かな筋とその下の建物からは当時の面影を
見ることはできなかった。

クラフトジン ショリゲル2019/04/04 03:45:35

スペイン産クラフトジン ショリゲル

メノルカ島のクラフトジン ショリゲル

スペインのバレンシア東側の地中海上の島メノルカ島、
南西にはマヨネーズ発祥の地と言われるマヨルカ島、
更に南西にはレイヴパーティーで有名なイビサ島がある。

メノルカ島はかつてイギリスに占領されていた時代があった。
その時にロンドンドライジンが持ち込まれたのがきっかけで
島内で蒸留されるようになったらしい。

ロンドンドライジンとは対照的でフルーティーで華やかである。
女性的な優しさを感じるマイルドな味わい。
ボタニカルがジュニパーベリー単一なのがショリゲルの特徴だ。

割るよりロックで楽しみたい。

新元号は?2019/03/31 03:31:31

間もなく終わる平成。

昭和より長く過ごした平成だが昭和のほうが長く感じるのはなぜだろうか?
平成を振り返ってみると歴史に残る出来事が多かったと思う。

消費税導入          物品税廃止。

ベルリンの壁崩壊       東西ドイツ統一。

ユーゴ内戦          10年近く続いて分断しいくつかの国が誕生。

ソビエト連邦崩壊

湾岸戦争           イラクのクェート侵攻。

阪神淡路大震災

地下鉄サリン事件

アメリカ同時多発テロ         ワールドトレードセンター二棟崩壊。

イラクへのアルカイダ掃討作戦展開       フセイン大統領拘束。

リーマンショック

アラブの春を発端とする近隣諸国の紛争     カダフィ大佐死亡。

東日本大震災

これらを背景に新しい元号を考えてみる。
目指すのは安らかな平和ではないだろうか?

使われる漢字は「安」 「和」 「永」 「明」この中から二字の組み合わせ。
固有名詞として既に存在するものは除くとされている。

     「安永」 「安明」  「和永」 「永和」 「永明」 「明安」

調べてみたら「安永」 「和永」 「永和」 「永明」過去にあったらしい。
となると、「安明」 「明安」の二つだけ。

うーーんどれもピンとこないが「初」ものだからこんなものか?

カセットデッキ TC-K88 修理とメンテナンス⑯2019/03/28 04:00:31

こだわりの薄型デザインと液晶メーター

カセットデッキ TC-K88のこだわり

このカセットデッキの特徴は何といっても

   薄型デザイン
   リニアスケーティング
   液晶メーター

の3つでは無いだろうか。

当時TC-K88を秋葉原に見に行った友人達は、
「あの液晶メーターは故障しやすい。」
と、数店で同じこと言われたといっていた。
彼らはローディを買ったり、TC-K777を買った。
K88を買ったのは私だけだが液晶メーターは今も健在である。

しかし、特筆したいのはリニアスケーティング。
その機構は親ねじと砲金。
これは回転運動を直線運動に変える仕組みで
産業用工作機械に使われている技術を取り入れたもの。
しかも親ねじは台形ねじだ。

台形ねじはねじ山に厚みがあるため摩耗に強い。
砲金はナットのことで親ねじより柔らかい材質で作り
ねじの摩耗を緩和させバックラッシュが大きくなってきたら
ナット側を作り替えることで延命させるという考えである。
ねじを切るよりナットのほうが簡単という発想。

工作機械などは1日フル稼働で親ねじの移動距離は数百メートルを超える、
それでも余裕で30年以上は持つ、これをK88に当てはめたら
きちんと潤滑をすれば100年はいけるのではないだろうか。
家庭用のオーディオカセットデッキでこれはまさに驚愕である。

後に主流になるCDプレーヤーは樹脂製のラック&ピニオン機構だ。
これでもリニアスケーティングは可能だが敢えて親ねじと砲金機構を
取り入れた、凄まじい拘りであるとともにコストがかかっている。

メカ系だけで見ればノンベルトダイレクトドライブ、
少ない樹脂製パーツのおかげでロングライフを実現しているTC-K88は
お値段以上の価値があると思う。

88シリーズはこの後の最高級ブランドESPRITにバトンタッチして
薄型デザインは継承されるのだがチューナーとカセットデッキは
リリースされなかった。

近年ソニーは最高益更新で好調らしい、この元気なタイミングで
当時の技術者によるESPRIT復活プロジェクトで欠番だった
TC-K900、ST-J900のリリースはないだろうか?
ブラックフェイスのTC-K900、ST-J900、想像しただけでワクワクする。

カセットデッキ TC-K88 修理とメンテナンス⑮2019/03/26 05:00:51

SONY カセットデッキ TC-K88のデュアルキャプスタン&3ヘッド計画の痕跡

SONY TC-K88裏話?

カセットデッキ TC-K88は1979年発売である。

この88シリーズ最初のリリースは当然ながらプリとパワーアンプの
TA-E88/TA-N88。
翌年1978年にはST-J88/TA-D88がリリースになった。
このTC-K88も本来なら一緒にリリースしたかったに違いない。
丁度この年の秋に初のメタルテープが登場したばかり、これに合わせて
88シリーズの完成を同じタイミングにしたかったはずである。

なぜなら1980年という新たな時代に向けて、ソニーのシリーズは
スリーナンバーへとモデルチェンジしTC-K777が登場するからだ。

TC-K777はTC-K88で実現できなかった設計者の思いを詰め込んだ
高級機の位置づけ。
3ヘッド、デュアルキャプスタン、RECキャリブレーション全てK88には無い
機能満載、そして一万円も安い魅力的なカセットデッキ。

その後TC-K777ES→TC-K777ESⅡと進化しロングセラーモデルになった。

二台の高級機が同期間リリースされていると人気を二分してしまう。
故にカセットデッキTC-K88は70年代最高峰モデルとしてリリースを
急がれていた。

カセットデッキTC-K88は設計上は3ヘッドだった?

しかし88シリーズ独特のデザインに開発に時間がかかったのだろう。
TC-K88は設計段階ではデュアルキャプスタンを目指していたと思わせる
痕跡がメカブロックの左側にデュアルキャプスタン用の穴が
開いている事からうかがえる。
デュアルキャプスタンという事は当然3ヘッド化がベースにあったはずだ。
しかし、あの薄型デザインでは断念せざる得ない結果になってしまった。

完成はしたものの試運転がうまくいかず多少の仕様変更や修正に
更に時間を割いてしまった。
後付け面付け部品の多さからその苦労が推測できる。
翌年にはTC-K777のリリースが控えてる手前もっと早くリリース
したかった筈だが結果的にぎりぎりの79年末になってしまった
というのが本音ではないだろうか?