素晴らしい2017/04/11 02:18

Li-sa-X

最近テレビや動画サイトで話題の「天才少女ギタリスト」と言われる
女の子が朝の番組に出ていた。

なんか見覚えがあるなと思ったら何かのTVCMに出ている子だった。
早弾きが得意というので数曲の演奏が流れた。
風評通り華麗な指さばきに見入ってしまった。

凄い!

の一言である。
ギターという難解な楽器がまるでおもちょのようにいとも簡単に
弾きこなされている有様が鳥肌ものである。

子供が言葉を自然に覚えるように、ギターも本人の成長とともに慣れ親しんで
まるで身体の一部のように軽々しく音を奏でいる様子はただただ驚きである。

緊張している様子もなく、たまに微笑むようにカメラに向ける余裕の視線が、
まだまだ難しいのも弾けるのよと言わんばかりである。

久しぶりの感動にありがとう。

将来が楽しみである。

謹賀新年2017/01/03 22:23

本年もどうぞよろしくお願いします。


新年は本日3日から、閉店時間を少し繰り上げて開店予定です。

角川映画が面白い ②2016/12/29 04:43

「人間の証明」

こちらは森村誠一氏の同名の推理小説の角川映画である。
まず一言に言って豪華な作品である。
今の若い世代には伝わらないと思うがキャスティングが素晴らしい。
その人一人が主役で映画が一本作れるというレベルのベテラン俳優陣が
惜しげもなく脇役で出演している。
今風に言えば、メジャーリーグのオールスターチームといったところだろうか。
近年の俳優の代わりにモデルやアイドルを多用して視聴率狙いの作品とは大違いだ。

事件解明には直接関係ないが細かな工夫がされている。
当時テレビで小川宏ショーという番組が放映されており、ヒロインがテレビのワイドショーにゲスト出演するシーンがその小川宏ショーで、小川宏氏本人と当時のアナウンサー露木茂氏がそのまま映画に登場しているのは手が込んでいて面白い。

もう一つは最後の谷底へ帽子を投げる直前、サンライズが映し出されるが、
富士山ではないがダイヤモンド富士状態になっている。
年間数日しかないはずと思うがわざわざこの日を狙ったのだろうか?

更に、作家になる前の実際の職業であったホテルマンとしてフロント役で
原作者本人が出演しているのだ。

一流有名デザイナーの知られたくない過去がカギとなりニューヨークでの
撮影シーンもあり殺人で始まり殺人で終わるこの人間の証明は、
全ての角川映画を観た訳でないが最高傑作ではないかと思っている。
サスペンスとして中々観ごたえのある作品だと思う。

人間の証明予告編
人間の証明テーマ曲

CMは予告編ラスト30秒
キャッチコピーは
「読んでから観るか、観てから読むか」

関係者の出演は角川春樹氏と森村誠一氏、ジョー山中氏。

角川映画が面白い ①2016/12/28 02:40

「蘇る金狼」

企業が自社の製品を売る為に、テレビCMを流す。
それらは長短の差はあるものの概ね一分程度である。

しかし角川文庫のCMはなんと大よそ2時間である。
それが角川映画なのである。
文庫を売る為に文庫原作の映画を製作するという気合の入れようで、
さらにその映画の為にCMを流すという手法は当時話題になった。
そもそも映画のCMはかなり高額なため一般的ではなかった。
CMではキャッチコピーを練り込んで脳裏に焼き付かせた。
この映画の場合
「気をつけろよ、刺すような毒気がなけりゃ、男稼業もおしまいさ」
蘇る金狼は大藪春彦氏のハードボイルド作品である。
一平社員が一匹狼で社会に挑戦しいかに成り上がるかを描いた作品。

孤高な主人公(松田優作)が表と裏の顔を使い分け
出世をする生き様が生々しく伝わってくる。
昭和のこの時代は皆必死に生きてたんだなと、当時の時代背景が見えてくる。
封切り直後に高校の帰りに丸の内ピカデリーに観に行った。
疾走するカウンタックのシーンは爽快だった。

そしてこのテーマ曲が素晴しくカッコイイ。
とても女性が作詞したとは思えない過激な詞である。
故人となった前野曜子が力唱した名曲である。
張り詰めた緊張感のない現代では生まれない詩だと思う。

蘇る金狼予告編
蘇る金狼のテーマ曲

ストーリーはさておき、いくつかの角川映画に共通するのだが
関係者が登場する工夫が面白い。
蘇る金狼の場合は、監督の村川透氏、角川春樹氏が出演している。

新宿西口思い出横丁2016/12/20 04:07

先日あることを調べていたら辿り着いた。
思い出横丁のとある店舗の生い立ちと横町の歴史について書かれている。

社会人になった頃飲みに行くと年齢差35歳以上だろうか?
見知らぬおじさんたちと仲良くなることが多々あった。

暫く話していると大方そのおじさんの若いころの回帰話になることが多かった。

そういう機会が増えてくるにつれだんだん刷り込まれて、
当時はどんなんだったんだろうと興味を持つようになった。

それを満たしてくれる一部が「西新宿物語」ここにあった。
当時のやくざとの付き合い方やなぜモツなのかなど、なかなか面白い。

あの細い路地は何回か通ったことがあったが歴史を感じる店はどこも似たような商売だった。
初めて店に入ったのは20年弱くらい前だろうか、三角頭巾をした白衣姿の
苦労をしてきたようなおばあちゃんが一人でやってる定食屋だった。
作り置きの総菜を数品選ぶスタイルである。

「西新宿物語」によるとここの地面(横町の通路)はここが発祥した昭和22年当時のそのままの姿であるらしいことがうかがえる。
神社やお寺等の境内や私有地を除き戦後当時の土(地面)が残っているところが都内にあるだろうか?
ゴールデン街も歴史は古いがこちらはモルタル舗装された形跡がある。
思いをはせながら近いうちにゆっくり歩いてみたいと思った。

原酒がない2016/10/16 03:13

ここ数年ウィスキーの価格が高騰している。
今年に入ってようやく高値横ばい状態で推移しているようだ。
バーボンよりスコッチの方が顕著であり大よその価格は1.3~2倍になった。
直近10年では最高値になっている。とはいえ23年ほど前から比べれば1/2~1/4とまだまだ安いのだが。

市場を見ているとここ3年でカスクストレングスのリリースが減っているように思える。
これは何を意味するか?

要するに原酒がないのである。

その裏付けとしてすべての蒸留所ではないがノンビンテージの製品群、度数低下品が増えている。
ノンビンテージ品は推して10年以内の酒質と思われる。

なぜ原酒がないのか考えてみる。
日本国内おいては特別ウィスキーブームで爆発的に売れた、なんてことはない。
蒸留所においては閉鎖が相次ぐとか減産しているという話も聞かない。
数百年続くウィスキー造りはさほど変化してないはずである。

私見だがこの回答は一番は人口増加によるものと考える。
この15年間で約10億人世界人口は増加している。

二番目は中国の富裕層による消費拡大である。
数年前にフランスの高級ワインやチーズの消費量が増え品薄になったことがあるがこれがウィスキーまで波及しているのではないかと考えている。

ウイスキーは生産国が限られていることから急な消費拡大には対応できない。
無理して瓶詰出荷をすれば一時的には回避できたとしてもすぐに原酒は尽きてしまう。

今のペースでいけばやがてウイスキーは品薄になり違う意味での30年前の日本における、洋酒は「高価で贅沢なもの」に逆戻りするのではないかと不安がよぎる。

100円ライター2016/02/09 04:15

英国領北アイルランドの首都ベルファストでの出来事。

当時はIRAの活動がやや盛んだったのか、街中で銃を持った迷彩服の兵士が
警備の為二人一組で歩いていた。

本物の銃であることに緊張感を覚え人気の少ない路地などに
入らないように歩いた記憶がある。

ショッピングモールの様なタイル張りの地面の商店街らしき一角に来た時にダウン症の様な若者がラジカセから流れるマドンナの曲に合わせて踊っていた。

彼の前にはチップを受けるには大き過ぎるようなバケツが置いてあり半分くらいまで硬貨が入っていた。

日本ではこういう光景はまず見られない、逞しいなと感心した。

その先では大柄な男性が右手に何か持ち大声で叫んでいる。

近づくにつれ聞き取れてきた。

「Anybody smoke? 3 for a pound」

顔の高さにかざしている右手に持っていたのはなんと100円ライターではないか。

3つで250円、1つ80円である。

売れ行はどうなのかと近くのベンチに座り観察することにした。
15~20分で一人程度成立してるようだった。
左手には箱を持っている、おそらく30個?入り位だろう。

原価が半分としても1個当たり40円、全部売っても1200円の利益にしかならない。

この調子なら完売には一時間以上かかると想定できる。

学生がお小遣い稼ぎでやっているのならわかるのだが40歳くらいの大人が
真剣に売っているのである。

不思議な光景だった。

グレンファークラス 12年2016/01/26 04:03

スペイサイド グレンファークラス 12年

スペイサイド グレンファークラス 12年

スコッチウィスキー業界では数少ない独立系家族経営の
蒸留所であり、ブレンデッドウィスキーメーカーには一切原酒として
提供していないらしい。

あまり知名度は高くないが根強いファンがいるためか洋酒店では
結構見かける。

当店ではアイラモルト以外ではリピート率No1のスコッチである。

辛口でキレがあり43度にもかかわらずそれなりのパンチがあり
十分な飲みごたえが人気の理由ではないか。

43度時代のシーバスリーガルに、コニャックでいえばカミユXOに似ている感じだろうか。

辛党の酒好きにはストライクだと思う。

タリスカー ポートリー2016/01/25 04:22

タリスカー ポートリー

スカイ島 タリスカー ポートリー

最近ポートワインやソーテルヌの樽で熟成させたウィスキーがゆっくりだが増えてきたように思う。

そんなさなか、このタリスカー ポートリーの登場である。
かつてスカイ島はポルトガルとの交易が盛んでポートワインを輸入していたらしい。
ポートリーとはその港町のゲール語表記。

通常のタリスカーの原酒をポートワイン樽で後熟させた二段熟成である。

最初からポートワイン樽ではないため「FINISHED IN PORT CASK」と表記されている。

芳醇な香りで口に入れた瞬間ほのかな甘み、後はいつもの
タリスカーに変わっていく。

シングルバレル バーボンウィスキー ブラントン2016/01/24 03:13

シングルバレル ブラントン 46.5度

ブラントン 46.5度

1984年誕生と歴史の浅いブラントン。
1990年頃酒屋時代では店頭にはあったのだが売れた記憶も、
その名前さえ聞く事も無かった。
中段の目線の棚に置いてあったのだが、当時人気だったのは、
ワイルドターキーやメーカーズマーク、フォアローゼス等である。
確か高かった記憶があるので知名度的、値段的にも不利な状態ではあった。

ここ数年当店では人気を博している、名指しでチョイスされる方もいらっしゃる。

他のバーボンと大きく違うのは、樽同士のブレンドをしないため
「シングルバレル バーボン」と謳っていること。

その証に樽Noが手書きでラベル書かれている。
そして一樽からは250本程度しか取れないためその数しか同じ物は存在しない。

ワイルドターキーとは正反対のタイプで滑らかでまろやか、スムースで8年というバーボンでは比較的長熟なのも影響しているのだろう、かなり上品な味わいである。

フォアローゼスブラックを凌いで最近では私の好きなバーボンになっている。