100円ライター2016/02/09 04:15

英国領北アイルランドの首都ベルファストでの出来事。

当時はIRAの活動がやや盛んだったのか、街中で銃を持った迷彩服の兵士が
警備の為二人一組で歩いていた。

本物の銃であることに緊張感を覚え人気の少ない路地などに
入らないように歩いた記憶がある。

ショッピングモールの様なタイル張りの地面の商店街らしき一角に来た時にダウン症の様な若者がラジカセから流れるマドンナの曲に合わせて踊っていた。

彼の前にはチップを受けるには大き過ぎるようなバケツが置いてあり半分くらいまで硬貨が入っていた。

日本ではこういう光景はまず見られない、逞しいなと感心した。

その先では大柄な男性が右手に何か持ち大声で叫んでいる。

近づくにつれ聞き取れてきた。

「Anybody smoke? 3 for a pound」

顔の高さにかざしている右手に持っていたのはなんと100円ライターではないか。

3つで250円、1つ80円である。

売れ行はどうなのかと近くのベンチに座り観察することにした。
15~20分で一人程度成立してるようだった。
左手には箱を持っている、おそらく30個?入り位だろう。

原価が半分としても1個当たり40円、全部売っても1200円の利益にしかならない。

この調子なら完売には一時間以上かかると想定できる。

学生がお小遣い稼ぎでやっているのならわかるのだが40歳くらいの大人が
真剣に売っているのである。

不思議な光景だった。

グレンファークラス 12年2016/01/26 04:03

スペイサイド グレンファークラス 12年

スペイサイド グレンファークラス 12年

スコッチウィスキー業界では数少ない独立系家族経営の
蒸留所であり、ブレンデッドウィスキーメーカーには一切原酒として
提供していないらしい。

あまり知名度は高くないが根強いファンがいるためか洋酒店では
結構見かける。

当店ではアイラモルト以外ではリピート率No1のスコッチである。

辛口でキレがあり43度にもかかわらずそれなりのパンチがあり
十分な飲みごたえが人気の理由ではないか。

43度時代のシーバスリーガルに、コニャックでいえばカミユXOに似ている感じだろうか。

辛党の酒好きにはストライクだと思う。

タリスカー ポートリー2016/01/25 04:22

タリスカー ポートリー

スカイ島 タリスカー ポートリー

最近ポートワインやソーテルヌの樽で熟成させたウィスキーがゆっくりだが増えてきたように思う。

そんなさなか、このタリスカー ポートリーの登場である。
かつてスカイ島はポルトガルとの交易が盛んでポートワインを輸入していたらしい。
ポートリーとはその港町のゲール語表記。

通常のタリスカーの原酒をポートワイン樽で後熟させた二段熟成である。

最初からポートワイン樽ではないため「FINISHED IN PORT CASK」と表記されている。

芳醇な香りで口に入れた瞬間ほのかな甘み、後はいつもの
タリスカーに変わっていく。

シングルバレル バーボンウィスキー ブラントン2016/01/24 03:13

シングルバレル ブラントン 46.5度

ブラントン 46.5度

1984年誕生と歴史の浅いブラントン。
1990年頃酒屋時代では店頭にはあったのだが売れた記憶も、
その名前さえ聞く事も無かった。
中段の目線の棚に置いてあったのだが、当時人気だったのは、
ワイルドターキーやメーカーズマーク、フォアローゼス等である。
確か高かった記憶があるので知名度的、値段的にも不利な状態ではあった。

ここ数年当店では人気を博している、名指しでチョイスされる方もいらっしゃる。

他のバーボンと大きく違うのは、樽同士のブレンドをしないため
「シングルバレル バーボン」と謳っていること。

その証に樽Noが手書きでラベル書かれている。
そして一樽からは250本程度しか取れないためその数しか同じ物は存在しない。

ワイルドターキーとは正反対のタイプで滑らかでまろやか、スムースで8年というバーボンでは比較的長熟なのも影響しているのだろう、かなり上品な味わいである。

フォアローゼスブラックを凌いで最近では私の好きなバーボンになっている。

謹賀新年2016/01/03 07:24

本年もどうぞよろしくお願いします。


新年は本日3日から、時間を少し繰り上げて開店、

深夜1時頃の閉店予定です。

セミハードチーズ プティアグール入荷2015/12/14 01:33

セミハードチーズ プティアグール

プティアグール

久しぶりのチーズの新入荷です。

フランスはピレネー山脈をかかえるバスク地方のセミハードチーズ。
こちらは羊乳でかつジロールで削るタイプの珍しいチーズ。
テテドモアンヌと違いウォッシュされていないのであっさりした
やや甘みを感じマイルドで食べやすい。
子供でも好き嫌いなく食べられると思う。

テテドモアンヌを食べなれてしまうといささか物足りなさは感じるが、
個人的には酒と合わせるよりはサラダなどにトッピングして食べたら更に美味いと思う。

山羊乳や羊乳のチーズはどちらかというと敬遠される傾向にあるが、
このプティアグールは食べやすくジロールで削った花びら状の
見た目でも楽しめるチーズである。

ちょっと怖い話2015/07/29 02:56

かなり昔テレビで、その血で描かれた侍の掛け軸を紹介していた。
寺の、外から見えるところに掛けられたその掛け軸はカラスが反応して
窓ガラスに体当たりするそうだ、とキャスターが説明しているさなか
その侍の目が少しの間開いたのである。

番組中に「目が開いていることの確認の電話」が殺到したらしい。

それから数年たってその掛け軸を見る為に会社の夏休みに車を走らせ
恐山に向かった。
しかし、そこにはその掛け軸はなかった。

それ以来掛け軸のことは忘れていたのだが、ひょんなことからその時の
テレビ映像を検証する別の放映をYouTubeで発見したのである。

確かに目は開いているように見える。
テレビ放映から確認に出かけるまでは7年程空いたので結局のところ
私の勘違いで掛け軸は恐山ではなく青森県の違う寺にあるらしい。

掛け軸は見れなかったがそのおかけで恐山に行けたことは良かったと
思っている、三途の川や極楽浜、地獄と呼ばれる場所などがあり
再度ゆっくり訪ねてみたいスポットである。

暑気払いしたい方はこちら 渡邊金三郎断首図

ブナハーブン 12年2015/06/30 03:57

ブナハーブン12年

アイラモルト ブナハーブン 12年

国内においてブナハーブンはアイラモルトの中ではかなり
マイナーな蒸留所である。
アサヒ社扱いの物も存在するようだがその割には飲まれた事がある方は少ない、
そもそもブナハーブンがアイラモルトである事も十分に知られていないようだ。

アイラ島には8蒸留所しかないのだが、カリラ、ボウモア、ラフロイグ、アードペッグしか知らない方が圧倒的に多いのは残念である。
残りの4蒸留所が嗜好性という意味では面白いモルトを醸し出していると
私は評価している。

現在流通している12年は46.3度だが、こちらはかなりマイルドピートである。
ボウモアと同程度だろうか?
以前の40度タイプの物はしっかりしたピート感が楽しめたのだが、
ボトルデザインは同じだが中身は明らかに違う。

私的には40度タイプの方が好みだったのだが。
40度タイプを見かけたら迷わず試してみるのが良いだろう。

コイーバ 8年2015/06/20 03:50

コイーバ8年

ドミニカ ラム コイーバ 8年

コイーバと聞くと葉巻が有名だが、ラムも存在している。

若めの熟成5年と8年があるが5年は日本国内で流通していない
だけなのか生産されていないのか、現在は入手困難になっている。

葉巻の箱とデザインが統一されていてカッコ良かったのだが残念である。

8年についても流通したりしなかったり、気まぐれだ。

熟成は若い割にはしっかりした色合いが出ており力強い飲み応えである。

甘さの中にキレがあり多少の暴れる感はあるものの当店ではファンも多い。

甘いラムが苦手な方には丁度良いかも。

バルパンクール 15年2015/06/17 04:12

バルパンクール 15年

ハイチ ラム バルパンクール 15年

ハイチは世界でも有数な貧しい国であるが、フランスの統治下にあった
関係かしっかりした酒造りが根付いている。

このバルパンクールはフランス出身の人物の名前で創業者である。

熟成樽もフランスリムーザン産のオーク樽を用いている。

雑味のないスッキリかつしっかりした上品な味わいが特徴だ。

私の好きなラムのうちの一つでお勧めとして提供し良い評価を頂いている。

甘すぎず薄すぎず絶妙なバランスは一飲の価値があります。

どこかで見かけたら迷わずトライするのがいいでしょう。

期待を裏切らないはず。