カセットデッキ TC-K88 修理とメンテナンス⑭ ― 2019/03/23 05:34:27
TC-K88 電源系のタンタルコンデンサ
今回の修理とメンテナンスで気が付いた事を今後の作業に役立てるため備忘録を残します。
まずは図面と実装部品が違う個所をいくつか発見したので書いておきます。
図面上 実装
① D614 → 逆向きに実装
➁ D621 ? → 抵抗
➂ R805 3KΩ → HZ6C1L
①は基板と回路図は同じ表記の為印刷ミスではないと思われる。
二台のK88とも同じなので完成後の仕様変更?
➁も基板と回路図の表記は同じ。
抵抗値は失念。
➂こちらも基板と回路図は同じ表記。
完成後の仕様変更と思われる。
ソレノイド制御系電圧を8.6Vから6Vに下げた。
オーディオアンプ部の電源回路に
C330 C331 3.3μF 16Vがある。
このタンタルコンデンサは注意が必要である。
88シリーズのプリアンプTA-E88/TA-E86を持っている方ならご存じだろう。
故障時はショートするので電源ラインがアースと短絡する。
直前のトランジスタが死なずトランスが焼ける事例が多く発生している。
それと同じタンタルコンデンサが使われているのである。
今のところK88でその事例は報告されていないようだが今後に発生する
可能性があることを理解しておかなければならない。
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