ブラックニッカ スペシャル2024/01/28 02:35:13

滑らかな舌触り、ほんのり甘いコクと舌に残るとろみ。
今までに飲んだことのない味わいだ。
スッキリ系やサッパリ系とは全く違います。

新宿ゴールデン街に通っていたころ、二階にあるバーでブラックニッカ スペシャルを初めて飲んだ時の感想です。

これはこれで有りかも。
その店はボトルキープオンリーなので暫くはブラックニッカ漬けに
なってしまった。

当時はブラックニッカといえばこのモザイク画ラベルの角ボトルだけでしたが、
最近はリッチ、ディープブレンドなどブラックニッカの種類が増えています。

ブラックニッカ スペシャル

ちなみにラベルのおじさんは「キング オブ ブレンダー」ウィスキーブレンドの名人です。

時々ピートが効いていないウィスキーを飲みたいなと思うときに思い出す
ブラックニッカ スペシャル。

ある日アサヒビール関係者と思われる方が来店した時に「ブラックニッカは味が変わったよ」と仰っていたのが気になって暫く手を付けずにいたのですが、
久しぶりに飲みたいという成長した衝動に負けて一本確保しました。
前回紹介のバスカー同様1000円以内で提供できるウィスキーとして。

さてさて31年ぶりに飲んでみました。
懐かしいテイストです。
個人的には好きな滑らかさかあります。この滑らかさは
オールドプルトニーとジョニーウォーカーのダブルブラックをブレンド
したような感じでしょうか?

いささかコクが弱くなったような気がしますが、誤差の範疇です。
当時はアルコール度数43度ではなかったかと思いますが現在は42度に
なっています、そのせいかもしれません。

しかし価格を考慮すれば42度とはかなり頑張っていると思います。
コスパは非常に良いです。
家飲みとして一度試してみる価値はあると思います。

バスカー アイリッシュウィスキー2024/01/09 03:40:30

昨年辺りからじわりじわりと人気が出てきています。
バスカーグリーン。
他にレッド、ブルー、ブラック 各アルコール44.3%
スーパーや量販店の棚に並んでいるのをよく見かけるようになりました。
ボトルには縦にBUSKERと大きく書かれておりかなり目立ちます。

バスカーグリーンはアルコール40%、バーボン、シェリー、マルサラワインの
3種類の樽で熟成させた原酒をブレンドしているのが特徴です。

テイストはマイルドですがしっかり主張しています。

マルサラワインはイタリアの酒精強化ワインですがこの樽を使った
ウィスキーは貴重だと思います。
かなり攻めてますね。
それでていて価格が2000円前後ですから結構頑張っています。

アイリッシュウィスキー バスカー

マルチで楽しめる戦略でしょうか、ラベルには

「ハイボールやジンジャエール割もおすすめです。」
と書いてあります。
外飲み家飲み問わず活躍しそうなおすすめの一本です。


キルホーマン ワインカスクシリーズ ➂2020/01/27 02:13:46

キルホーマン ソーテルヌワインカスク 5年 50度

キルホーマン ソーテルヌワインカスク 5年 50度

ソーテルヌワインをご存じだろうか?
ボルドー南東部地域の名称でありそこでで醸し出される
デザートワインのことである。

フォアグラのテリーヌやデザートを食すタイミングで通常の白ワイン
ほど冷やさず、限られたシチュエーションで提供される極甘口の貴腐ワインである。

近年ソーテルヌワインカスクのウィスキーはちらほら見かけるように
なってきた、伝統的なスタイルの熟成だけでなく新たなニーズを切り開く為
多様な熟成法を確立する時代になってきたんだろう。

色は白ワイン樽の為5年熟成だが前出のポートやマデラワインカスクよりはやや薄い。

香りは微香だがやや柑橘を感じる。
ソーテルヌワインの味が分かっていてもそのワイン感は弱い、
もう複数年寝かせたら完成度が高かったかも知れない。

今までにないこのテイストは「初体験」として面白いかもしれない。

日本国内480本のリリース。
左 シェリーカスク 6年 59.2度
右 ソーテルヌワインカスク

キルホーマン ワインカスクシリーズ ➁2020/01/23 05:12:44

キルホーマン マデラワインカスク

キルホーマン マデラワインカスク 4年 50度

キルホーマン ワインカスクシリーズ第二弾がリリースされた。

マデラワインとはポルトガルのマデラ島で作られる酒精強化ワインのこと。
マデラワインには出会う機会は少ないかもしれないが、フランス料理では
調味料として使われることもあり、世界3大酒精強化ワインの一つだ。
因みに他二つはシェリーとポート。

前回のポートワインカスクより5度低く一年長いという仕上がり。
4年と短熟ではあるが十分に赤みがかった琥珀色が完成度の高さを予想させる。
ポートワインカスクほどではないがウィスキーとは違う重厚な芳醇な香り。

これもやはりストレートがお勧め。
氷を入れて温度下げたら香りが死んでしまう。
グラス越しに体温を伝え香りを立たせるのが、飲んで良し、嗅いで良しと、
まさにブランデーに限りなく近いウィスキーかもしれない。

日本国内300本のリリース。
左 シェリーカスク 6年 59.2度
右 マデラワインカスク

キルホーマン ワインカスクシリーズ ➀2019/11/30 03:42:17

キルホーマンシェリーカスク(左)とポートワインカスク

キルホーマン ポートワインカスク 3年 55度

2014年11月キルホーマンからワインカスクシリーズがリリースされた。
第一弾はポートワインカスク。

3年熟成と短熟だが十分に赤みがかった色合いが心を踊らさせる。
開栓した途端明らかにスコッチウィスキーとは違う芳醇な香りが漂う。
ラガヴーリンの「甘味」とは全く別の、ワインを感じるこの「甘味」は
ウィスキーの新しい境地の始まりかもしれない。

香りを立たせるため、ブランデーグラスでストレートがお勧め。
日本国内では160本のリリースのみ。



画像左はシェリーカスク 6年、右がポートワインカスク。

※現在提供しておりません。