ドライジンとトムジン2006/12/01 03:35:30

ドライジン ブードルス

ドライジン ブードルス 45度

今日はイギリスのジンについて紹介します。
ジンというと「タンカレー」や「ボンベイサファイヤ」、「ゴードン」を
イメージする方が多いと思いますが、これらは全てドライジンとして
分類されています。
ではドライジンとは何か?となるのですがその前に ジンとは
どういうお酒なのか簡単に説明します。

穀物を醗酵させて蒸留したものに草根木皮の香味成分を
加えて再溜したお酒のことを呼ぶそうです。
もともとはオランダで薬用酒と作られたのが最初です。

ジンの味の特徴は香味成分の種類や加え方によって それぞれです。
話を戻してドライジンですがまず一般的に「ジン」と 言った場合には
「ドライジン」のことを指しているようです。

このドライジンは先ほど説明した香味成分を加えて再溜した お酒を
ドライジンと呼びオランダのジュネヴァジンや ドライジンに
糖分を少し加えたトムジンと区別しています。

画像はスコットランドのドライジン「ブードルス」、
名前の意味は「仲間達」というらしいです。
香味成分を加える再溜を減圧で行っている為 ややおとなしい
仕上がりになっているのか上品な味わいに 感じます。
ジンを変えてジントニックをいろいろ試すのも面白いと思います。

ブードルス         600円
ボンベイサファイヤ    600円
タンカレー          700円
タンカレーNo10     850円etc

オールドトムジン2006/12/04 04:08:33

オールドトムジン

オールドトムジン 47度

今日は先日の続きになりますがオールドトムジンについて 紹介します。
前回述べた通りオールドトムジンはドライジンに糖分を
1~2%加えて 甘くしたものを言いますが
なぜこの名が付いたかと言うと、 昔ロンドンで猫の口にコインを入れると
足から甘口のジンが 出てくるというジンの販売機が大人気になったそうで、
雄の猫をトムキャットと呼ぶ事から甘口のジンを
オールドトムジンと呼ぶようになったといわれています。

オールドトムジンは幾つか銘柄がありますが猫のマークが
入ったラベルが多いのもこのような理由からです。

飲んでみて、口当たりがやや甘く感じる程度ですが
香味成分が控え目なのか全体的に飲みやすく仕上がってるように 思えます。

トムコリンズのトムとはトムジンを使うことに由来しています。

自家製梅酒解禁間近!!2006/12/07 22:35:05

自家製黒糖梅酒

自家製黒糖梅酒

今年の初夏に漬け込んだ梅酒が半年熟成して間もなく 解禁の予定です。 昨年度漬けたものはお蔭様で半年もしないうちに 売切れてしまいました。 今年は麦焼酎ベースと黒麹芋焼酎ベースの2種漬けました。 茶色く濁って見えるのは氷砂糖でなく黒糖ときび砂糖の色です。 甘さがくどくなくべたべた感が無いのが特徴です。 小さい方が黒麹芋焼酎仕込み、 大きい方が麦焼酎仕込みでそれぞれ標準より多く青梅を使用し 贅沢に漬けました。 最近は梅酒の燗やお湯割も人気あります。 解禁日は後日発表しますのでお楽しみに!!!

梅酒解禁日のお知らせ!2006/12/12 20:41:34

先日紹介しました自家製梅酒2種が
いよいよ今週金曜日12月15日より解禁です。
芋焼酎仕込み、麦焼酎仕込みそれぞれ味の違いを
お楽しみいただけます。
寒い冬のこの時期は燗梅酒やお湯割も人気です。
暖まりますよ!

ハナタレ2006/12/17 21:42:03

ハナタレ

ハナタレ各種、左から

黒糖「南の島の貴婦人」  芋「刀」  芋「爆弾ハナタレ」  芋「珍多羅」 芋「万暦60」  芋「げん露」  泡盛「華五水」

最近当店で人気が出てきている「ハナタレ」の紹介をします。 焼酎は一升瓶に入った25度のお酒と思っている方が多いかと思いますがそうではありません。 焼酎と呼ぶにはアルコール度数45度未満でなくてはなりませんが、一般的に売られている 一升瓶のタイプのものは加水して度数を25度に調整している物です。 それに対して蒸留して濾過も加水もしないのが「原酒」と呼ばれるアルコール度数35~40度位の 焼酎ですが、「ハナタレ」は更に高い度数の44度~44.9度の物が殆どです。 どういう風に作られるかというと、それが「ハナタレ」の名前の 由来でもあるのですが別の言い方をすると「初留取り」と言い、 「ハナタレ」を漢字で書くと「初垂れ」となります。 それぞれの漢字から意味がお分かりかと思いますが 「ハナタレ」とは蒸留して最初に出てくる部分をそのまま瓶詰めした (正確に言うと原酒もハナタレも度数調整の為若干は加水しているようです)贅沢なお酒なのです。 1回の蒸留でハナタレを沢山取ってしまうと残った部分の 焼酎の味が変わってしまうためにほんの少ししか取れないので貴重なお酒と言えます。 ですからハナタレを製品化している蔵元はごく僅かしかありません。 飲み方としては冷凍庫できんきんに冷やしてストレートで飲むのがお勧めです。 強い香りと鼻に抜けるなんとも言いがたい味わいです。 ウィスキーやブランデー、グラッパなどストレートで飲むお酒を常飲している方にはきっと美味しいと 感じると思います、実際にそういうお客様が当店では増えております。 ハナタレをご存知無かった方、興味を持たれた方は是非一度試してみてください。 グレイでは黒糖、芋、泡盛のハナタレをご用意しています。