珍多羅2006/12/23 15:03:56

珍多羅

白石酒造 珍多羅 黒麹 44.1~44.9度以下

今日は先日に続きハナタレの「珍多羅」の紹介です。 蒸留して最初に出てくる部分をハナタレと呼ぶと 前回述べましたが、ではどこまでが最初なのか? というところから説明します。 まず「ハナタレ」には決まった定義が無いそうです。 2時間くらいの蒸留作業で出てくる液体を 「初垂れ」「中垂れ」「末垂れ」と呼びますが 全部入っていなければ「ハナタレ」になるそうなんです。 どういうことかというと最初の1分でも1時間やって中垂れまで 入れても「ハナタレ」という事になるんです。 因みに末垂れまで全部入れたものは「原酒」という事になります。 どうしてこの時間のことを説明するかというと、 最初の数分だけで瓶詰めしているタイプのハナタレと 「中垂れ」まで採っている「ハナタレ」の2種類が存在するからです。 この「珍多羅」は後者の部類に入ります。 飲んでみた感想は、アルコール度数は44.1~44.9以下と 表示されていますがそれをさほど感じないややおとなしい 飲みやすい味わいです。 ハナタレ初心者には向いているかもしれません。