オクトモア/3_152 ― 2011/02/09 21:54:46
アイラモルト オクトモア/3_152
アイラ島のブルイックラディ蒸留所から新たに醸し出されたオクトモア/3_152。
この数字はオクトモアシリーズ3番目のリリースで
フェノール値152を表している。
フェノール値とはピート具合を数値化したもの、ラフロイグのこの値が
おおよそ35位ですからその5倍弱、アードベックスーパーノバが
おおよそ100ですからその1.5倍、
数値だけでもこのオクトモアのスモーキーさが想像できる。
ピートレベルは世界最高値を誇っていてそれがこのウィスキー
オクトモアの特徴である。(因みにファーストは131、セカンドは140)
蓋を開けてみるとずっしりと重いヘビーピート香が漂ってくる、
ラフロイグよりはアードベックに近い感じか。
5年熟成なので色はかなり薄め、色からは想像できない重厚な香り。
ピート香苦手派は鼻をつまみたくなる様などんよりしたピートの香り。
まずはストレートで、口の中で広がるピートの苦味が
高めのアルコールと一緒に攻めてくる感じ。
かなり強烈だ、フィニッシュした後もピートの余韻が口の中全体に残る。
この苦味は焦げたトーストを食べてるイメージに近いか?
発芽したモルトも焦げているのではと想像してしまう。
ヘビーピートのせいなのかアルコールは十分感じるが59度とは思えない。
恐るべしオクトモア。
かなり飲み応えのあるピートマニア向けのモルトか?
これからのモルトの未来を語るような斬新なボトル。
出回っている数が少ないから出会ったら飲むことを勧める。
良くも悪くも体験する価値はあると思う。
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