ライブ2011/02/02 06:12:40

ライブ
昨年末、常連のお客さんがライブをやるというので駅前の地下にあるライブカフェに初めて行って来た。
当店と同じコンクリート打ち放しのモダンな建物、階段を下りると既に大勢の人が入っていた。
演奏は前座である。
ローカルにも演奏ができるこじんまりしたスペースがあったのだと感心して辺りを見回していると彼女の飲み友達が入ってきた。
彼女たち二人は同じ歳なので気が合うのである。
定刻に演奏は始まり歌いながらテキーラのボトル一気飲みで盛り上がり始めた。
彼女の担当はベース、ボーカル男女二人にドラムとギターが二人のバンドである。
ステージではなく観客と同じ目線でなおかつ至近距離での演奏は迫力があっていい。
彼女はいささか緊張していたようで表情が硬いのが伝わってくるがそつなく奏でていた。 あっという間の30分だったが私にとっては束の間の非日常気分が楽しかった。
素敵な音楽ありがとうそしてお疲れ様でした。

オクトモア/3_1522011/02/09 21:54:46

ブルイックラディ オクトモア/3_152 カスクストレングス59度

アイラモルト オクトモア/3_152

アイラ島のブルイックラディ蒸留所から新たに醸し出された
オクトモア/3_152。

この数字はオクトモアシリーズ3番目のリリースで
フェノール値152を表している。

フェノール値とはピート具合を数値化したもの、ラフロイグのこの値が
おおよそ35位ですからその5倍弱、アードベックスーパーノバが
おおよそ100ですからその1.5倍、
数値だけでもこのオクトモアのスモーキーさが想像できる。

ピートレベルは世界最高値を誇っていてそれがこのウィスキー
オクトモアの特徴である。(因みにファーストは131、セカンドは140)

蓋を開けてみるとずっしりと重いヘビーピート香が漂ってくる、
ラフロイグよりはアードベックに近い感じか。

5年熟成なので色はかなり薄め、色からは想像できない重厚な香り。

ピート香苦手派は鼻をつまみたくなる様などんよりしたピートの香り。

まずはストレートで、口の中で広がるピートの苦味が
高めのアルコールと一緒に攻めてくる感じ。
かなり強烈だ、フィニッシュした後もピートの余韻が口の中全体に残る。

この苦味は焦げたトーストを食べてるイメージに近いか?
発芽したモルトも焦げているのではと想像してしまう。
ヘビーピートのせいなのかアルコールは十分感じるが59度とは思えない。

恐るべしオクトモア。
かなり飲み応えのあるピートマニア向けのモルトか?
これからのモルトの未来を語るような斬新なボトル。

出回っている数が少ないから出会ったら飲むことを勧める。
良くも悪くも体験する価値はあると思う。