大食い!2007/11/15 03:53:07

夏の終わりのある営業日。
暑かったかこの日は、今日は店を閉めたら蕎麦を食べようと決めていた。

週の中日でもあり、あまり忙しくない水曜のことであった。
閉店までは時間があるが早めに準備をしようとしていた矢先である。
いつもどうりパタパタと足音を轟かせめぐみ(仮名)が入って来た。
「こんばんはー」といいながら席につく。何が嬉しいのかこの時点からすでにニコニコしている。
「平日なのに珍しいね」と私。今日もバイトの帰りだという、
週に3日ほど働いているらしい。そのうち水・土は確定していて後は都合の良い時に出るらしい。
喉が渇いているのかまずはビールを頼んだ。
それとつまみのピリ辛ちくわも。このちくわは中々の人気で彼女は過去にも3~4回食べている。
作っている間始終話をしているこちらもそれに合わせてテンションが上がっていくのが分かる。
ビールの次は克である。他店で違う焼酎も試したけど克が一番だという。
話のテンションは高いが飲むペースは珍しくゆっくりなので私は安心している。

閉店時間が迫ってきたので、蕎麦茹での準備に入った。
「何か作るの?」と彼女。「今日は店開ける前から蕎麦を食べようと思って 準備してたんだよ」、「蕎麦食べる?」「やったー」と彼女、嬉しそうである。
茹でてる間もいろいろ話が止まらないので集中できずに長めの茹で時間になってしまった。
ざるに蕎麦を盛り、丸テーブルに移動にして看板を消して準備OK。
ロック用の焼酎の器が蕎麦猪口代わりでちょっと贅沢な気分である。
海苔と山葵をいれて食べ始めた。
トイレから戻った彼女も食べ始めたがすぐに箸が止まった。
「山葵効きすぎっ!」ほんの少し入れただけなのに山葵は苦手らしい、 つゆと水を足して再スタート。
蕎麦が旨い。
暑くてあまり空腹感は無いのだが食べればかなりいけそうな感じである、
彼女も黙々と食べている、あまりおなか空いていないといいながら ざるに手をのばす回数はかなり多い。
かなりお腹空いていたのだろう、細身の割には意外に大食いである。
4人前くらい茹でたような気がするがあっという間にざるが空になってしまった。
「あーお腹いっぱい」と満足そうに彼女は箸を置いた。洗い物は明日にしようと思いシンクに溜めて店を出た
。 外はもう明るくなっていて日差しがまぶしかった。

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