カセットデッキ TC-K88 修理とメンテナンス➁2019/02/27 03:27:46

TC-K88 コネクタ化したサーボ基板とコントロール基板Aの接続部

TC-K88基板コネクタ化

TC-K88の操作系はカセットホルダーベースの裏側に二階建て状態で
設置されている。
図面上では上がサーボ基板下がコントロール基板A。
一階と二階は16本の半田付けケーブルで繋がっているのだが、
何回か開閉を繰り返していると一階半田部から切れてしまう。

これが非常に厄介でストレスを感じる。

その為作業効率を上げるべく一階二階を分割できるように
PCのUSBヘッダピンを使いコネクタ化した。

基板を単体で扱えるようになりかなり楽になった。
もう一台のK88一号機も同じくコネクタ化したことにより、
基盤を入れ替えることで不具合の検証がやり易くなった。

TC-K88は88シリーズのデザインを踏襲するため薄型になっているが
この薄さに設計者の苦労が伺える。
基板の隅々まで部品がぎっしりと付けられている。

K88が88シリーズとして最後のリリースとなったのは限られた
スペースの中でのレイアウト設計が難航したのだろうと推測する。