予想外の展開 その22006/11/01 03:13:04

予想外の展開というよりは出来事なんですが、
お酒を提供しているお店にはありがちなことで特別な事では
ないかもしれません。
それは酔っ払いのお客様、しかもかなり限界に近い状態で
来店するケースが何回かありました。
もともとバーは2軒目3軒目のお店という位置付けが一般的なので
やもえないことかもしれません、勢いで酒を飲んでしまう若い方なら
ある程度は理解できるのですがそうでなくてそれなりにお酒の
飲み方を心得ているだろうと思われる年齢層の方たちだったから、
「予想外」とさせていただきました。
管巻かれて店内で吐かれて・・・・トイレでも吐かれて、最悪でした。
その日はその時点で店を閉めてひたすら後始末、酒を提供した
自分にも責任はありますしお客様の体調を把握できなかった
ふがいない自分を思い知った日でもありショックでした。
まぁいろいろなお客様がいて、教えられる事も沢山あるし
今回の事もその一つだと自分に言い聞かせて、同じことを
繰り返さないよう頑張っていこうと心に決めました。

がらるっど2006/11/03 13:33:25

がらるっど

国分酒造 芋焼酎がらるっど

この言葉を理解するあなたは鹿児島県人ですね。!
がらるっどとは鹿児島弁で「叱られるよ」という意味らしいです。
なぜ突然がらるっど?ということで今日は当店で扱っている焼酎の 紹介をしようと思います。
そこで、その焼酎の名前が「がらるっど」なんです。
この焼酎は全国でも3軒の九州の酒屋さんでしか扱っていない 珍しい物で、当店はそのうちの1軒とお取引させて頂いているのですが
1回のお取引に対し1~2本しか注文できないので、当店でも
品切れに なることも良くある銘柄です。

さて、この芋焼酎がらるっどの特徴なんですがそれは「樫樽貯蔵」していることです。
瓶に鼻を近づけると普段嗅ぎ慣れている芋の香りではなく
甘いウィスキーのような樫樽香が印象的です。
なのでやや薄い琥珀色をしていてウィスキーとも芋焼酎とも違う 不思議な感じです。
熟成酒なので芋の味はなんとなくまろやかだと思うのですが
樫樽で寝かせる事によって全体的に切れのある辛口に仕上がっています。
今まで味わった事のない斬新な芋焼酎です。
ロックかストレートがお勧めですね!
一度試してみてください、きっとうなりますよ!!

国分酒造   芋焼酎 がらるっど 25度

お酒との出会い2006/11/05 15:32:42

「飲む」ということではなく「扱う」という意味でのお酒との出会いに
ついて今日はお話したいと思います。
今から約20年位前に英語留学で通っていた英語学校のコースが
終わり街で仕事を探す事になりたまたま決まったのが
「免税店」でした。
ローカルな免税店をアメリカの大手免税店の「DFS」が
丁度買収したばかりで日本人のスタッフを探していたらしいです。
そこで研修を受ける事になり他支店での研修内容が
お酒についての知識でした。
具体的に言うと蒸留酒でウィスキーやブランデーについての
製法やら格付けやら産地、銘柄などなど勉強させて頂きました。
日本人のお客さんに人気の免税品は酒とタバコだそうです。
その当時はまだ輸入洋酒がかなり高価な時代でした。
記憶しているのは都内の酒屋での価格がヘネシーXOが
5万円くらい、シーバスリーガルが1万円くらいしていたと思います。
なので免税店ではかなり安く買えた事になるんでしょうね。

研修の中で印象に残っている事は、その免税店で
扱っているお酒で一番高価な物がブランデーでバカラクリスタルの
ボトルに入ったものでしたがその中身が何か?ということを
独自に分析している他のスタッフとの出会いでした。
銘柄には格付けを意味するものが何もなくXOなのか
ナポレオンなのかVSOPなのか全くヒントがなく更に
匂いもかげず味もわかりません。
彼はそれをどうやって分析したかというと、ボトルを数十秒
振るんですね
そしてその泡立ち加減と泡の消え方を格付けされたボトルも
同様に振って比べるんです。
私自身はボトルの形状やボトル内の空気の量がそれぞれ
違うのでその方法では分析は無理だと思いましたが、
二人で何回も何分も数種類のボトルを必死に泡立てのを記憶しています。
その後帰国して今のバーの近くにあった酒屋さんで働く事になり
更にのめりこんでいきました。
それをきっかけにワインやシャンパンを扱う仕事も経験して
今に至ったわけです。
因みにクリスタルボトルの中身は今でも不明で機会があれば
確かめてみたいと思っています。

モルトウィスキー2006/11/11 04:19:48

最近ばたばたしていて書き込みできなかったのですが、
今日は何を書こうかなと考えた結果ドリンクの
「ニューアイテム」 について書こうと思います。

現在の品揃えは殆どが焼酎ですが、近々ウィスキーやジンも 入れる予定です。

ジンはさほど種類が多くないので問題ないのですが、
ウィスキー特にモルトは種類が多く銘柄選びに苦労しますね。

焼酎もそうですがどこかの飲み屋で飲まない限りどんな味か
わからない状態で買うわけですから、買って開封する瞬間は ワクワクします。

アイラとハイランドの物についてはお客様から 希望を頂いているので
幾つかは既に決めているのですが、 他の地域については
まだ決めかねているところです。

来週中には数種類店頭に並べたいなと思います、
もちろんバーボンも置く予定です。

黒騎士2006/11/12 16:41:42

黒騎士

西吉田酒造 麦焼酎 黒騎士

今日は麦焼酎の紹介をします。
福岡県の蔵元西吉田酒造の「黒騎士」です。
突然ですがお菓子の麦チョコをご存知ですよね?
この黒騎士はその麦チョコをそのまま液体にしたような 味わいなのです。

長崎や大分の麦焼酎とはかなり異なるタイプで あの兼八に近い味なのです。
香りも焙煎香が強く個人的には好きな麦焼酎です。 兼八が飲める方ならこの黒騎士もきっと美味しく感じる はずだと思います。

 西吉田酒造のホームページでは紹介されていないので 恐らく
PB(プライベートブランド)だと思われるので 一般的な酒屋さんの店頭ではみかけないですが 兼八よりは入手は楽ですから、兼八を探している方には こちらの方が手軽かもしれません。