PAYRAT カリビアン ラム2017/07/14 03:00:13

PAYRAT ラム

ラム パイレート XO  リザーブ

テキーラで有名なパトロンが手掛けるラム。
単式蒸留の原酒を生産者から購入して独自フレンドしている
いわばブレンデッドラムである。
故に熟成年表記はされていない。
代わりにブランデー的な表記「XO」と書かれている。

今までに嗅いだことのない香り、柑橘系のオレンジをイメージさせる。
舌触りは爽やかで、甘いこってりした一般的なラムとは全く違う。
評判は上々で人気である。
数年おきに国内に入ってくるらしく一度流通在庫が途切れると
暫くは品薄が続く様だ。

変わり種ラムとして一飲の価値はあると思う。

グレンファークラス 12年2016/01/26 04:03:16

スペイサイド グレンファークラス 12年

スペイサイド グレンファークラス 12年

スコッチウィスキー業界では数少ない独立系家族経営の
蒸留所であり、ブレンデッドウィスキーメーカーには一切原酒として
提供していないらしい。

あまり知名度は高くないが根強いファンがいるためか洋酒店では
結構見かける。

当店ではアイラモルト以外ではリピート率No1のスコッチである。

辛口でキレがあり43度にもかかわらずそれなりのパンチがあり
十分な飲みごたえが人気の理由ではないか。

43度時代のシーバスリーガルに、コニャックでいえばカミユXOに
似ている感じだろうか。

辛党の酒好きにはストライクだと思う。

タリスカー ポートリー2016/01/25 04:22:52

タリスカー ポートリー

スカイ島 タリスカー ポートリー

最近ポートワインやソーテルヌの樽で熟成させたウィスキーが
ゆっくりだが増えてきたように思う。

そんなさなか、このタリスカー ポートリーの登場である。
かつてスカイ島はポルトガルとの交易が盛んでポートワインを
輸入していたらしい。
ポートリーとはその港町のゲール語表記。

通常のタリスカーの原酒をポートワイン樽で後熟させた二段熟成である。

最初からポートワイン樽ではないため「FINISHED IN PORT CASK」
と表記されている。

芳醇な香りで口に入れた瞬間ほのかな甘み、後はいつもの
タリスカーに変わっていく。

シングルバレル バーボンウィスキー ブラントン2016/01/24 03:13:36

シングルバレル ブラントン 46.5度

バーボンウィスキー ブラントン 46.5度

1984年誕生と歴史の浅いブラントン。
1990年頃酒屋時代では店頭にはあったのだが売れた記憶も、
その名前さえ聞く事も無かった。
中段の目線の棚に置いてあったのだが、当時人気だったのは、
ワイルドターキーやメーカーズマーク、フォアローゼス等である。
確か高かった記憶があるので知名度的、値段的にも不利な状態ではあった。

ここ数年当店では人気を博している、名指しでチョイス
される方もいらっしゃる。

他のバーボンと大きく違うのは、樽同士のブレンドをしないため
「シングルバレル バーボン」と謳っていること。

その証に樽Noが手書きでラベル書かれている。
そして一樽からは250本程度しか取れないためその数しか同じ物は存在しない。

ワイルドターキーとは正反対のタイプで滑らかでまろやか、
スムースで8年というバーボンでは比較的長熟なのも影響しているのだろう、
かなり上品な味わいである。

フォアローゼスブラックを凌いで最近では私の好きなバーボンになっている。

ブナハーブン 12年2015/06/30 03:57:41

ブナハーブン12年

アイラモルト ブナハーブン 12年

国内においてブナハーブンはアイラモルトの中ではかなり
マイナーな蒸留所である。
アサヒ社扱いの物も存在するようだがその割には飲まれた事がある方は少ない、
そもそもブナハーブンがアイラモルトである事も十分に知られていないようだ。

アイラ島には8蒸留所しかないのだが、カリラ、ボウモア、ラフロイグ、
アードペッグしか知らない方が圧倒的に多いのは残念である。
残りの4蒸留所が嗜好性という意味では面白いモルトを醸し出していると
私は評価している。

現在流通している12年は46.3度だが、こちらはかなり
マイルドピートである。
ボウモアと同程度だろうか?
以前の40度タイプの物はしっかりしたピート感が楽しめたのだが、
ボトルデザインは同じだが中身は明らかに違う。

私的には40度タイプの方が好みだったのだが。
40度タイプを見かけたら迷わず試してみるのが良いだろう。