サンタンドレ/マンステール入荷!2008/10/03 02:51:56

サンタンドレとマンステール

サンタンドレ/マンステール

新に2種のチーズが入荷しました。

左はサンタンドレ
ふかふかした白カビが特徴で濃厚なコクとクリーミーな味わいです。

右はウォッシュタイプのマンステール。
塩水で表皮を洗って中を熟成させたアルザス地方のチーズ。
地域によってはその土地特産のブランデーなどで洗ったタイプもあります。
表皮はしょっぱく中はまろやかなクリーム状の柔らかさがくせになりそう。
熟成が進むとともに匂いも強くなってきます。

久しぶり2008/10/27 04:17:42

年が明けて正月が終わり日常に戻りつつある平日の営業日、
彼女はいつも通り足音を轟かせながらやってきた。
久しぶりである。
カウンターの真中に座りビールを頼んだ。
一人での来店は約半年振りだろうか?
カウンターの奥には焼酎好きな常連のお客さんが既に数杯目に突入していた。
既にお互いに面識はあり話もした事があると私は記憶している。
今夜も相変わらずニコニコしている、楽しそうであり嬉しそうなこの笑顔は見ていて気持良いものである。
きっと正月の間あまり多くの人と接すず部屋にこもっていてそろそろ人恋しくなったのか話し相手欲しさに来店したのではないかと彼女の表情から勝手に推測してみた。
活発で饒舌なのだが今夜は若干であるが落ち着いているように感じられる。

次はこれもまたいつも通り「克」を頼んだ。
飲み会があるごとに他の焼酎を飲んでみるのだが克以上の物はまだ無いと彼女は言う。「克」はお気に入りなのである。

3人で他愛も無い話で盛り上がり酒は進み克は4杯目に突入した。
当店の4杯は2合に相当する、飲んだ帰りでは2合の焼酎ロックはきついはずである。
今日の飲みっぷりはしらふからのスタートに違いない。

まだ冬休みなのだろう、時間を全くに気にしていない。
世間は昨日から平常モードに入り時間を刻もうとしているのに 閉店間際の店内は時間が止まった感じだった。

人生には3つのさか ②2008/10/31 02:38:56

少し前の事である。
お客さんからシングルモルトのオーダーを頂き、
それを探したのだが見つからない。
おかしいなと思い他の棚も探してみた、が無いのである。
メニューには載っているが物が無いという状況である。
もう一度最初から探しなおしてみる物の見当たらない。

品物が届いた時に開けて試飲をして、仕入れ価格と照らし合わせながら メニューに載せた記憶ははっきりしている。
ボトルの形状もラベルのデザインもはっきり覚えている。
割れた事実もないし店から持ち出した記憶も無い。
そのウィスキーは仕入れてから初の注文であるがゆえ、
今まで気がつかなかった。
置き忘れているのではなく店内には無いのである。
一瞬脳裏をよぎったのは「まさか」である。
それしか考えられない。

ある席によっては手を伸ばせば届く所にボトルは置いてある、
仮に故意にこそねたとしても 場合によっては気がつかない時もあるかも知れないが、
そういう事を前提にしてお酒を並べてはいない。

可能性から言えば泥棒に入られたか、お客さんが持ち去ったかしかない。
泥棒に入られたとしたらもっと高価な酒を複数もって行っただろう。
そう考えると残る可能性はやはり「まさか」しかないのである。
残念だ。

一部のお客さんからは「Grayのお客は質が高い」とお褒めの言葉をもらうこともある。
過信しすぎたのか、自分にも責任はある。
残念だがもっと細かい所にも注意を払わなくてはいけないと感じた。
しかしボトルの置き方はそのままにしたい。