ラフロイグ 10年 ― 2008/04/12 23:23:05
ラフロイグ 10年
アイラ島「ラフロイグ10年」の紹介です。ラフロイグ 10年 700円
このモルトウィスキーは飲んだことある方なら分かると思いますが
飲み手を選ぶウィスキーだと思います。
蓋を開けて鼻を近づけると、ヨード香というのか正露丸のような
香りというのか、一般のウィスキーにはない特徴のある香りです。
このウィスキーが美味しくか感じられる方は手放せないアイテム
だと思いますが、そうでない場合は苦手なウィスキーとなってしまうでしょう。
この特徴のある香りの由来は発芽した麦を乾燥させるときに
「ピート」といって泥炭を焚いて燻す為に麦が燻製状態のようになるからです。
日本では泥炭といってもピンときませんが、レンガより
ひと回りくらい大きくて黒に近いこげ茶色で表面はてかっていて
コールタールを固めたようなずっしりした物体です。
以前アイルランド放浪中に泊まった宿の暖炉の脇に置いてありました。
向こうでは薪は使わず泥炭をくべて暖を取るのが一般的らしいです。
初めて暖炉にくべた時、中々火がつかず苦労した記憶があります、
しかしいったん燃え出すとかなり長い間燃えていたと思いますが、
コツがあるのでしょうか?
大きな炎にはならずちょびちょびと控えめな火力でした。
話を戻しますが、アイラ島のウィスキーはピートが効いているのが
特徴ですがこのラフロイグとアードベックの2種は極めて
突出していると思います。
樽の甘味と香ばしいピート香がバランス良く出来ていて個人的には
好きな味わいです。
匂いだけで苦手だと思い込んでいる方も多いと思いますが
一度トライしてみては如何でしょうか?
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